文学

芥川賞と直木賞の違いを解説

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文学好きでなくても「芥川賞」や「直木賞」という言葉は見聞きしたことがあるはず。

とくに最近ではピースの又吉が『火花』で芥川賞を受賞したり、芥が賞受賞作である村田沙耶香の『コンビニ人間』が話題になっていますね。

しかし、芥川賞と直木賞の違いをきちんと理解していない人も多いはず。

それぞれの賞の特徴を踏まえて、ご紹介します。

芥川賞とは?

国語の教科書にものっている近代の小説家「芥川龍之介」の名前を冠している芥川賞。

優秀な純文学を書いた新人作家に送られます。

芥川賞の候補作はどこから選ばれるの?

基本的には、文芸5誌(群像、すばる、文學界、新潮、文藝)を含む、純文学系の雑誌に掲載されている作品から選ばれます。

上半期は→1月号から6月号が対象で、下半期は→7月号から12月号が対象です。

基本的には、文芸5誌から選出されます。

特に強いのが主催である『文學界』と、レベルの高い作品が多い『新潮』ですね。

最近では、文学ムックの『たべるのがおそい』から、今村夏子の「あひる」が候補になり、話題になりました。

芥川賞にも一次選考や二次選考がある?

芥川賞にも公開されていないだけで、一次選考や二次選考があるとされています。

何回かの選考を経て、5から6作品が選ばれます。

誰が選考員をやっているかは不明ですが、恐らく編集者から文芸評論家だと思われます。

芥川賞は純文学最高を決める賞ではない

よく誤解されがちなのですが、芥川賞は純文学最高作品に贈られる賞ではありません。あくまで、優秀な作品を生み出した新人に贈られる賞です。

その上、芥川賞も他の文学賞と同じで傾向があります。大絶賛された小説が賞を取るどころか、候補にすら上がらないことも少なくありません。

芥川賞を受賞していない主な作家

芥川賞の候補に上がったことがあり受賞していない作家では、村上春樹や高橋源一郎、中原昌也、島田雅彦などがいますね。

いずれもアヴァン・ポップな作品なので、受賞していないのだと思います。

基本的に現代小説に偏りすぎると受賞されない傾向があります。

直木賞とは?

直木賞は、エンタメ作品に贈られる賞です。

芥川賞とは違い、新人から中堅まで幅広く受賞しています。しかし、中堅が取ることが多いです。

直木賞の候補作はどこから選ばれるの?

芥川賞は文芸誌から選出されていました。

一方、直木賞は「書き下ろし小説」が候補にあがることもあります。

どちらかといえば「単行本」から選ばれるのが、直木賞です。

直木賞は新人よりも中堅作家が取りやすい?

芥川賞と比べると、直木賞は中堅作家が受賞することが多いです。

受賞した段階で、既に有名作家なこともあります。

直木賞の不利なジャンルとは?

直木賞は一般的にファンタジーが不利とされていますね。

ファンタジーあんまり受賞した作家はいません。

小さなノーベル文学賞とも呼ばれている「国際アンデルセン賞」を受賞した上橋菜穂子さんも、候補にすらあがっていませんね。

芥川賞と直木賞の違い まとめ

芥川賞「純文学」

直木賞「エンタメ」

と覚えておけば、とりあえず大丈夫です。

純文学系の雑誌からデビューして、直木賞を取る作家もいます。

芥川賞や直木賞は、プロとしてデビューして作家にとって一つの目標でもあるので、これから小説家になろうと思っている方は、目指してみましょう。

 

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