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書評『マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術』でロジカルシンキングの先を行く

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書評『マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術』

最近、よく聞くのがロジカル・シンキングという考え方。

話すのが得意ではない人間にとって、ロジカル・シンキング自体にも「なんか難しそう」と抵抗感があるんじゃないかなと思います。

私もぶっちゃけ「結論から話すなんて言われてもわからないよ」という、ノットロジカル人間でした。

しかし、『必ず伝わるロジカル会話術』の漫画を読んでみたら、「なるほどなあ」というのがたくさんあったので紹介したいと思います。

いまやビジネスパーソンの“必須教養”と云える「ロジカル・シンキング」。各種入門書も出ているが、実際のところ使いこなせている人は少ない。その理由は、「ロジカル(論理的)に考える」だけで「ロジカルに伝える」技術がないからだ。そこで、大手コンサルが教えを乞う伝説のMBA講師、いわば「コンサルのコンサル」船川氏が「ロジカルに伝える技術」をストーリー漫画に載せて、わかりやすく解説する。

引用元:マンガでわかる-必ず伝わる!ロジカル会話術-アクションコミックス-船川淳志

結論から言うと、『マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術』はロジカルシンキングの本ではありません。

ロジカルシンキングの先を行く、ロジカル・ダイアローグ(ロジカル会話術)について書かれたものです。

「じゃあ、ロジカル・ダイアローグって何なの?」という話になりますよね?

概要を抑えつつ、この本の魅力を紹介していこうと思います。

ロジカル・ダイアローグって?

著者は前書きで「論理思考を実践するには、それ普段の会話に活かすことがカギ」だと書いています。

ビジネスにおいて必要不可欠なのが、他者とのコミュニケーションでしょう。

いくら論理的に話せたとしても、相手に伝わらなければ意味がありません。

信用を得るためには、論理だけではなく感性や表現力も必要となってきます。

「理屈は通ってるんだけど、なんかムカつくなあ」という経験は誰にでもあるでしょう。

信用を得なければ正論でも受け入れてもらえないことがあります。

「ロジカル会話術」とは、基本的ではあるけれども、応用範囲の広い「統合スキル」であり、言うならば、今の時代に誰もが必要なOSなのです。

引用元:船川淳志『マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術』p3

著者がそう語っているように、ビジネスマンではなく良質なコミュニケーション取りたい人には、ロジカル会話術を学んでおいて損はないでしょう。

話す順番は「結理事結」

ロジカル会話術では、話す順番を「結理事結」と説いています。

  1. 結論
  2. 理由
  3. 事例
  4. 結論

という順番です。

話をするとき「起承転結」という順番になりがちですが、結論までたどり着くのに時間がかかりすぎるという問題があります。

「で、結局なにを伝えたいの?」と思われてしまえば、伝わるものも伝わらないでしょう。

先に「結論」から話すことで、自分の伝えたいことが相手に理解しやすくなるのです。

相手を納得させるためには、「論理+感情」が必要

人間は論理的ではなく感情的な人間であることは、行動経済学を知っている人でなくてもわかるかと思います。

どれだけ条件が良い提案をされても、ムカつく相手だったらYESとは言いにくいものです。

じゃあ、納得させるためには「感情」だけあれば良いのと言うと、やはり違います。

大切なのは、論理的かつ感情的であるということです。

本書では、そのための方法が書いてあります。

大切なのは、まず相手の話を聞くということです。

 

大型ショッピングセンターに商店街が勝つためには?

ビジネス書を漫画で伝えるときのあるあるとしては、わりとストーリーが面白いことが挙げられますよね。

個人的には「なるほど」と感心したのがラストです。

大型ショッピングセンターが出来て、人が入らなくなった商店街。

主人公は商店街を助けるために、ある奇策を思いつきます。

それが「大型ショッピングセンターに人を増やすこと」です。

「え?」というような作戦ですが、視点をずらした素晴らしい考え方であることがわかります。

具体的な理由については、ぜひ漫画を読んで確かめてください。

まとめ

『マンガでわかる 必ず伝わる!ロジカル会話術』を紹介しました。

この記事では「結理事結」の考え方と、「納得=論理+感情」の公式を紹介しましたが、本書の中にはさらに詳しく「ロジカル会話術」の方法が紹介されています。

「自分の言葉を伝えたい」と思う人や、「コミュニケーションを円滑にしたい」と思う人は、ぜひ読んでみると良いと思いました。

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